これは何
↓こういうことをする。
具体的に、JGBのデータから
- Time-varying Level (水準)
- Time-varying Slope (傾き)
- Time-varying Curve (曲率)
- Exponential Decay (減衰)
などのイールドカーブの特徴を要約する量をベイズで推定をする。
もう少し構造を課すと予測にも使える。
Diebold-Li (2006) のモデル
満期が の時刻 におけるイールド は、次の線形ガウス型状態空間モデルによってモデル化される。
なお、
例えば、日本の場合、財務省のページから入手できるデータからは となる。
の各成分は、それぞれ
・イールドカーブの全体的な水準 (level)
・傾き (slope)
・曲がり具合 (curvature)
を表現する。
拡張
拡張として、Stochastic volatilityを導入し、ガウス型非線形状態空間モデルとしてモデル化する。
イールドカーブが全体的に上下するダイナミクスを、説明可能なTime-varying levelという確率過程によって説明するか、説明不可能なlevelのlog-volatilityという確率過程によって説明するかの「選択」が可能となるように明示化する。
参考
Diebold, F. X. and Li, C (2006), "Forecasting the Term Structure of Government Bond Yields", Journal of Econometrics, 130(2), 337--364.